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RIZIN18 | 堀口恭司が衝撃の失神KO負け | 堀口恭司 VS 朝倉海 | 堀口恭司「全然覚えてない」 朝倉海「感謝」

<RIZIN18>

◇18日◇愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
RIZIN、ベラトール世界バンタム級王者堀口恭司(28)がRIZIN4連勝中と勢いに乗る25歳朝倉海と対戦し1R失神KO負けを喫した。

堀口恭司「全然覚えてない」

アウトサイダー上がりの格闘家朝倉海(25)がRIZIN、ベラトールの総合格闘技2団体同時世界王者堀口恭司(28)をKOで下し、地元愛知で金星をあげた。

堀口が初めてのKO負けを喫した。1発目の右のパンチをくらった後は「全然覚えてない」。相手のカウンター狙いは想定内だったが「一瞬の隙をつかれた」と反省。すがすがしい表情で朝倉に「ありがとうと言いたい」と話し「またベルトをかけて戦い、そこでしっかり勝つ」とリベンジを誓った。

朝倉海「感謝」

事件が起きた。アウトサイダー上がりの格闘家朝倉海(25)がRIZIN、ベラトールの総合格闘技2団体同時世界王者堀口恭司(28)をKOで下し、地元愛知で金星をあげた。

1回、カウンターで右のストレートをヒットさせ、堀口をよろめかせる。そのままラッシュでパンチとキックをたたみかけ、2冠王者堀口を沈めた。朝倉は「勝てないって言った人多かったけど、そんなことなかったでしょ」と笑顔で勝利を喜んだ。

すべて想定内だった。右のカウンターが決まったのも「右を合わせるという作戦だったので作戦通り」。さらに「当てられるのは想定していたので、その後冷静に戦おうと心がけていました」。セコンドについた兄未来からの「柔らかく冷静に戦えば勝てる」の助言通り、緻密な作戦を実行し、勝利を引き寄せた。

「無理だっていって、挑戦しないんじゃなくて、挑戦することの大切さをたくさんの人に伝えたかった」と朝倉。世界屈指の実力を持つ堀口をKOで倒せたことで大きな自信を得た。試合後にはすぐ堀口にかけより、膝をついて頭を下げた。「メリットはなかったと思うので、盛り上げてくれるために受けてくれて感謝しています」とあらためてリスペクトを口にした。

約8カ月ぶりの実戦。しかも相手は過去最強の相手堀口。下馬評では不利とみられる中、「死んでもいい」と覚悟を決めてこの一戦に臨んだ。戦いに飢えていた。17年にRIZINデビューして以来、昨年の大みそかまで4連勝していたが、今年4月は相手の負傷により試合が流れ、6月は自身が試合直前に眼窩(がんか)底骨折。ドクターストップで欠場した。

この間、基礎を見つめ直した。13年から「アウトサイダー」で活躍してきたが、打撃技術は「自分なりに考えてきた」という独学。4カ月前からはボクシング元WBA世界スーパーフェザー級内山高志氏の門をたたき、パンチのフォームを一から学んだ。パンチだけでなく、あらゆる面で技術を向上させ、自信を持ってリングにあがっていた。「成長した部分は計算できないはず。パニックになると思う」と話していた通り、変化した姿で堀口とファンを驚かせ、価値ある勝利をつかんだ。

堀口恭司「世界中のベルトを巻きたい」

RIZIN、ベラトールの総合格闘技(MMA)2団体同時世界王者堀口恭司(28)が18日、RIZIN18大会(愛知・ドルフィンズアリーナ)で朝倉海戦に臨む。日本が生んだ世界屈指のMMAファイターに今の思いを聞いた。

今年6月、堀口は世界の格闘技界に衝撃を与えた。米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデンで行われたベラトール222大会で世界バンタム級王者ダリオン・コールドウェルに判定勝利。RIZIN世界バンタム級を保持しながら、2つ目のベルトを奪取した。2団体のベルトを同時に巻くのは総合格闘技界史上初めての快挙だった。

それから約2カ月。RIZIN参戦のため拠点米国から帰国した堀口に2冠王者となっての変化を尋ねた。すると、笑顔で「まったくないですね」と答えが返ってきた。「ただ単に戦って勝った喜びはありますが、ついてきたのがベルトというだけであって。2冠王者になったから、こうしなきゃ、ああしなきゃ、というのはないです」。周囲の反応も「SNSが苦手なのであんまり分かんない(笑い)」。ベラトール後も休みなく練習し、レベルアップに努めてきた。

注目の中で今回戦うのは25歳の朝倉海。RIZIN4連勝中で、クレバーな戦いができる強敵だ。堀口は「打撃主体の激しい試合をする選手なので、自分とかみあって打撃の応戦になると思う」と展開を予測。その上で「やることはやっているので自信はある。朝倉選手の対策もだし、自分のスキルアップも。見てのお楽しみです」と不敵に勝利を予告した。

日本での格闘技の盛り上がりを感じつつも、堀口は「まだまだです」と話す。目指すのは、自分が少年時代に熱狂した格闘技ブームの再来だ。「空手をやっていた小学校からK-1を見ていたし、高校生のときに夢中になったのはPRIDE。それを見て、おれもこうなりたい、強くなりたい、っていう夢を持たせてもらった。自分も、少しでも多くの子供たちに見せて、夢を持ってもらいたい」。

子供たちに格闘技を薦めるのは、それが心の育成にも役立つと信じるからだ。「今はバーンとやる(手をあげる)と、すぐ虐待だ、とかあるじゃないですか。でも、そういうので人の痛みが分からなくなると思うんですよ。だから格闘技を通じて人の痛みをわかる大人になってほしいなと思います」と熱く語った。

もっと格闘技を盛り上げるために「世界中のベルトを巻きたい」とシンプルで壮大な夢を掲げる。権利などの問題で、団体の垣根を越えたマッチメークは難しい状況にあるが、「そういう権利とかをぶっとばしてやりたい。団体の壁も壊していきたい」。今は「誰でもかかってこい」と相手を問わない姿勢だが、タイミングとチャンスがあれば、現UFCバンタム級王者ヘンリー・セフード、元UFC王者で現在ONEチャンピオンシップで活躍するデメトリアス・ジョンソンらとも「いつか、したいっす」。団体を超えた真の世界一を目指す。

趣味の釣りについても聞いてみた。「なんで好きかって、無になれる。そして格闘技に通じるところもある。自分がやっているのはルアー(疑似餌を使った釣り)。魚って、いる場所がだいたい決まってるんですよ。水の流れのここらへんにいるだろうなと考えて、その答えが返ってくる。釣れたときに、『あぁ、やっぱり』といううれしさがある。それが格闘技に似ている。このパンチが来たから避けてこう出そう、とか。このパンチ当たらない、じゃこれ当てよう、とか」。大好きな釣りで培った勘も頼りに、今回もしたたかに勝利をつり上げる。

朝倉海とボクシング元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志

1回、カウンターで右のストレートをヒットさせ、堀口をよろめかせる。そのままラッシュでパンチとキックをたたみかけ、2冠王者堀口を沈めた。事件が起きた。4カ月前からボクシング元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志氏の元でパンチの技術を学び、1発の威力も以前より増していた。朝倉は「勝てないって言った人多かったけど、そんなことなかったでしょ」とうれしそうに客席を眺めた。

すべて想定内だった。右のカウンターが決まったのも「作戦通り」。さらに「当たっても1発で倒れないと分かっていた」。セコンドについた兄未来の「柔らかく冷静に戦えば勝てる」との助言通り、緻密な攻めで勝利を引き寄せた。対戦を受けてくれた堀口に感謝した上で「もう1回戦うのが筋。大みそかにベルトをかけて戦いたい」と再戦を熱望した。今回用意した作戦は「ほんの一部しか出してない。温存できた」とニヤリ。再びの勝利で伝説をつくる。

堀口「明日やったろ」

RIZIN18大会(18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の公開前日計量が17日、名古屋市内の商業施設「アスナル金山」で行われ、約1500人のファンが見守る中で出場全26選手がクリアした。

メインに登場するRIZIN、ベラトールの総合格闘技2団体世界バンタム級王者堀口恭司(28)は250グラムアンダーの60・75キロ、朝倉海(25)は規定の61キロちょうどでそれぞれパスした。計量後は165センチの堀口が172センチの朝倉を見上げる形でフェースオフ。堀口は「身長でかいなと思った」と笑いながらも、「明日やったろ、という感じです」と余裕の表情で勝利を予告した。一方の朝倉も「勝てる。明日勝つだけ」と自信たっぷりに話した。

堀口恭司「勝つしかない!」

RIZIN、ベラトールの総合格闘技2団体同時世界王者堀口恭司(28)の前に思わぬ“ニンジン”がぶらさがった。

15日、RIZIN18大会(18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での朝倉海戦に向け、名古屋入り。その移動の車中で今回のメインカードの勝利者賞として、冠スポンサーの株式会社グッドスピード社から高級車「トヨタランドクルーザープラド」が贈呈されると知った。普段から平常心を保つ男だが、さすがの豪華副賞に「マジっすか!勝つしかない!」と興奮し、目を見開いた。

「今年に入って、アメリカで免許を取って、人生初の車を購入したばかりですが、日本に帰ってきた時はいつもおやじとか家族、友人に送ってもらっていた。勝てば、これで練習でも、釣りでも、どこでも行けますね!」とやる気がさらに高まった。

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