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バウトレビューがK-1に謝罪 | 那須川天心 vs. 武尊について言及したことをK-1に謝罪

バウトレビューのツイート内容

「中村プロデューサーに質問です。
会見の視聴者にもわかりやすく伝わるよう、ちょっと前置きの話が長くなりますが、ご容赦下さい。

武尊選手が他団体の、とある強豪選手と戦いたいと、ずっとアピールを続けていますが、なかなか実現せずにいます。
私はこの問題について、K-1の立場もあるでしょうから、闇雲に実現しろと要求する気はありません。
ただ、K-1復興の最大の功労者、武尊選手のプロ生活も終盤に差し掛かり、事態を動かさないといけなくなっていると思います。

実現できない大きな理由に、K-1と選手の独占契約のスタイル、K-1の『一過性のブームに終わらせない』という理想の高さの2つがあるのではと、私は解釈しています。
おとつい、向こうサイドが会見でこう話していました。『こっちは何度か交渉はしていますが、独占契約で3年間来てくださいと言われるので、それはさすがに無理ですね』と。
K-1はアメリカのUFCに近い独占契約のスタイルで、自分たちのリーグの世界観・物語を築き上げ、盛り上げることに成功しているとは思います。

MMA界でUFCは、圧倒的な一強だから、その物語構築のスタイルが成り立っています。
ですが、キック界でK-1は複数ある国内外の大手の中の一つで、K-1だけの物語が成立しにくい、だからこそ今回の問題が起こっているのかなと思います。
また、UFCの場合、契約が切れた選手は、即、他団体に上がっています。
最近では公正取引委員会も8月に『所属事務所との契約終了後、一定期間、芸能活動ができない義務を科す』ことを、独占禁止法で問題となり得る行為の例として挙げ、大手の新聞も記事にしています。

もちろん『百年続くK-1』だったり、『一過性のブームに終わらせない文化にする』といったビジョンは素晴らしいとは思いますが、その手段や過程においては、現実や社会状況に合わせて柔軟に対応していかないと、体を張って戦っている選手たちが悔いを残したまま引退してしまうのではと危惧していますが、いかがでしょうか?
長くなりましたが、中村さんの考えを聞かせていただきたいです。」

「K-1の方から那須川選手、そして那須川選手が所属しているジムに正式に試合の交渉をしたことはないです。そして現時点で先方から我々にも正式なコンタクトはないです。そこはここでしっかりと説明させていただきます。少なくともマイクアピールや誌面でそういったことを話しているのは聞いたり見たことはありますが、ちゃんと交渉のテーブルに就いたことはなかったです。今もないです」と、那須川側から正式な話があったことは一度もないと断言。

また、3年の独占契約については「どういう経緯でそういうことを聞いたのかは分かりませんが、交渉の場に就いてK-1 JAPAN GROUPはこういった契約形態があります、どうですかと話をしてそれを断ったとかそういったことはないです。那須川選手サイドがそういった人と話したのを交渉したと思ってしまっているのかどうかは分からない。正式に僕らが試合の交渉をしたことはないです」と、契約についての話もしたことがないと話した。

記者会見の終盤、武尊は「僕から一言だけいいですか」と突然切り出し、「今ネットとかで凄い話題になっていることがあります。そのことについて僕から一言いわせて欲しいんですけれど、(那須川)天心選手から対戦オファー、対戦したいというのを長年言われてきて、もちろん僕も試合やりたいですし、そのためにずっと動いていますし。でも今回の試合に勝たないと次はないと思うので、僕は今は次の試合に集中するし、その件に関してはずっとそうですしこれからもそうですがK-1の中の方たちとずっと話を進めていて、これからもそのことはK-1と進めていくので、まずは11月24日の試合必ず勝つので応援お願いします」と語った。

このツイート内容に対してバウトレビューが謝罪

武尊選手の主張はこちら

那須川天心、RISE側の主張はこちら

那須川天心「武尊選手、SNSで書き込んだりするんだったら、さっさと正式な話をください」

まとめ

選手同士はやりたがっているのに、大人の事情で実現できないなんてかわいそう。

ただでさえ、格闘技の選手の旬は短いのに。ぜひ格闘技界も選手ファーストの世界であってほしい。