関西電力が凄まじい額の金品を受け取っていた
関西電力の経営幹部らによる不透明な金品受領問題で関西電力はさきほど社内調査の内容を発表しました。
現金・商品券・外貨・金貨・スーツ 金額の内訳
関西電力の幹部らが森山氏から受け取っていた金品の内訳は、
▽現金が1億4501万円、
▽商品券が6322万円分、
▽アメリカドルの外貨が15万5000ドル(1705万円相当)、
▽金貨が365枚、4949万円相当、
▽小判型の金貨が3枚、24万円相当、
▽金杯が8セット、354万円相当、
▽金500グラム240万円相当、
▽スーツが75着、3750万円相当で、
総額は3億1845万円相当になります。
12人の名前 明らかに
関西電力は、3億円を超える金品を受け取っていた20人のうち12人の名前を明らかにしました。
▽八木誠会長が商品券、金貨、金杯で859万円分、
▽岩根茂樹社長が金貨150万円分、
▽豊松秀己元副社長が現金、商品券、外貨、金貨など1億1057万円分、
▽森中郁雄副社長が現金、商品券、外貨、金貨4060万円分、
▽鈴木聡常務が現金、商品券、外貨、金貨などで1億2367万円分、
▽大塚茂樹常務が現金、商品券、外貨など720万円分、
▽白井良平元常務取締役現金、商品券、金貨790万円分、
▽勝山佳明元原子力事業本部副事業本部長が商品券2万円分、
▽右城望常務が現金、商品券など690万円分、
▽善家保雄社員が商品券30万円分、
▽長谷泰行元高浜発電所長が商品券など230万円分、
▽宮田賢二原子力事業本部副事業本部長が商品券など40万円分。
関西電力「こんな美味しい仕事絶対に辞めません」
関西電力の八木誠会長や岩根茂樹社長ら経営幹部が福井県高浜町の森山栄治元助役から3億2000万円に上る金品を受け取っていた問題。
2日の記者会見で自身の進退や、電事連・関経連での役職について問われた岩根社長は「少しでも原因究明、再発防止を行い、関西電力の信頼が少しでも上がるよう、先頭に立って経営責任を果たしていきたい。(電事連会長職については)課題が山積しているので、私自身としては各社の社長様とともに電気事業の課題を解決するために努力したい」と回答。
また、今回の報告・説明があたかも「森山元助役の被害に遭ったという印象を受けた」との質問に対しては、岩根社長は「森山さんというお名前は聞いたことがあったが、具体的にこのようなことをされているということは知らなかった。一度会った際に、就任のお祝いということで金貨を頂いた。お菓子なのかと思っていたら下に金貨が入っていて驚いた。なかなかすぐに返すのは苦労していると聞いたので、返せるタイミングで返そうということで金庫に保管していた。その時に全貌を把握できなかったことは申し訳ない」と説明。