東京都が国際オリンピック委員会(IOC)に代替案として朝5時前に開催を提案
21日午後、非公式に行われたIOC、組織委員会、東京都による協議の場で、東京都側から、これまで午前5時半としていたマラソンのスタート時間を、午前5時前にする未明開催案を示していたことがわかった。
また、競歩については、現在よりも日陰の多いコースに変更するなどといった提案を行う予定。
IOCは、特に反応を示さなかったということだが、調整委員会が始まる30日から協議が本格化する。
国際オリンピック委員会(IOC)、東京五輪のマラソンコースを札幌に移すよう組織委や東京に提案
2020年東京五輪の男女マラソンと競歩について、国際オリンピック委員会(IOC)は16日、猛暑対策で、コースを東京から札幌に移すよう、大会組織委員会や東京都などに提案すると発表した。
先月下旬から今月上旬にかけてドーハで開催された世界選手権では、暑さ対策でマラソンを真夜中に行ったにもかかわらず、気温30度超、湿度70%以上の環境で棄権者が続出。選手やコーチから批判の声が上がり、IOCは危機感を強めていた。