格闘技ニュース

ボクシング | ワイルダーvsフューリー2 | 再戦に「英国誌がフューリー勝利」

英国誌はフューリー有利

WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米)vs挑戦者で元統一王者タイソン・フューリー(英)の再戦が発表された。

試合は2月22日ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで挙行される。

初戦はヘビー級の醍醐味を満喫させる激闘の末、三者三様のドロー。1年2ヵ月の月日を経てゴングが鳴るリマッチで両者は完全決着を誓う。

ラスベガスのブックメーカーの賭け率はイーブンないし若干フューリー有利と出ている。

英国に「ボクシング・ニュース」という専門誌がある。そのボクシング専門誌がホームページでワイルダーvsフューリーの予想を掲載した。回答者は4人で、いずれも同じ英国人のフューリーの勝利を予想した。

「ワイルダーとの距離をキープしたフューリーが前回よりイージーにアウトボクシングして判定勝ちするだろう」。

「フューリーがより納得できるかたちでポイントを集めて勝つ」。

「初戦よりも好調でシャープに仕上げたフューリーがラウンドを連取して勝つと信じている」。

「私はフューリーのファンで彼がポイント勝ちすると思う。でもハラハラドキドキの試合になるだろう」

テーマは完全決着

ワイルダーは「unfinished business」(やり残した仕事)という言葉で表現したが、言うまでもなく再戦は2人にとって決着戦である。どちらが勝つにせよ試合後コントラストが鮮明になるフィナーレが待っている予感がする。

ワイルダーが、他の3冠統一王座(IBF・WBO・WBA“スーパー”)をアンディ・ルイスJrから奪回したアンソニー・ジョシュアのような徹底したアウトボクシングで対峙して攻略するかというとそれは考えられない。

ワイルダー(42勝41KO1分無敗)は絶対的な破壊力を誇る右強打を正味36分(12ラウンズ)狙い続けるシンプルな戦法で戦うに違いない。

ワイルダーの右が爆発しなければ初戦同様にフューリーがヘビー級史上最高、つまりボクシングで最高の強打者とも評価され始めたワイルダーを翻弄するシナリオが頭に浮かぶ。

豪快に決めたワイルダーと苦戦したフューリー

1年2ヵ月の間に両者とも2試合ずつ消化。

ワイルダーは5月、ドミニク・ブラジール(米)を初回、一撃で轟沈。11月、難敵ルイス・オルティス(キューバ)を7回、これも右一発で沈め返り討ちにした。いずれもスペクタクルなKOシーンだった。

一方フューリーはトップランクと大型契約を結んだ後6月ラスベガスに登場。

ランキング上位のトム・シュワルツ(ドイツ)を2回TKOで一蹴。ここまでは順調だったが、9月、同じくラスベガスで行ったオト・ヴァリン(スウェーデン)戦で前半、右目周辺を大きくカット。大流血戦となり辛うじて終了ゴングを聞いた。判定勝利を収めたものの47針も縫うハメになった。世界的に無名に近いヴァリンに苦闘を強いられたことは再戦に向け何かしら響くのではないだろうか。