RIZIN.22の開催の可否については検討中
RIZINは公式サイトにて「ただしRIZIN.22につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、現在イベント開催の可否について検討をしております。イベント開催の可否については決定次第、RIZIN公式サイト、公式Twitter等で情報を発信いたします。もしイベントが中止になった場合は、チケットをご購入いただいた皆様にはチケット代金を払い戻しいたします」と発表した。
これまで3度の先行受付をしてきた際には「新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、国や自治体からの中止要請や自粛勧告などがあった場合は、誠に残念ではありますが、中止を発表する場合もあります」との但し書きがされていたが、今回はイベントの開催を検討しているとの文言に変わり、中止になる可能性がより高まったと考えられる。
会場である横浜アリーナのイベント情報では、4月2日と3日に予定されていたAKB48のコンサートが延期・中止、25日の大相撲横浜アリーナ場所が延期、28日と29日の企業式典が中止となっており、その他のコンサート・イベントは現在のところ延期・中止とはなっていない。しかし『RIZIN.22』の開催日である19日は空白の状態が続いている。
K-1が強硬開催したことで『RIZIN.22』は開催しやすいムードになっていると思いますが、フジテレビも絡んでいるので自粛要請があった場合でも決行というわけにはいかないでしょう。
高田延彦「コロナ自粛が続けば4.19も中止だわな」
高田延彦が自身のSNSで呟きを続けている。
その中で「コロナ自粛が続けば4.19も中止だわな。世界中に拡がり収束気配無し」と、4月19日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『RIZIN.22』の開催を危ぶむ呟きをした。
RIZINは3月7日のファンクラブ先行予約を開始するにあたり、「4月19日(日)に横浜アリーナで開催するRIZIN.22ですが、現時点では 開催する予定で進めております。観戦チケットにつきましても、弊社が想定しておりました予定通りの日時で発売をいたします。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、国や自治体からの中止要請や自粛勧告などがあった場合は、誠に残念ではありますが、中止を発表する場合もあります。もしイベントが中止になった場合は、チケットをご購入いただいたい皆様には 『チケット代金』を払い戻しいたします。上記をお含み置きのうえ、チケットをお求めいただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます」と、中止の可能性もあるとの注意書き。
その後、3月8日にオフィシャル先着先行、3月12日にプレイガイド先行受付も開始。いずれにも上記の注意書きが添えられていた。現在のところRIZIN自体からのアナウンスは特になく、様子を見ている状況だと思われるが、ファンからも「中止はやむを得ない」「無観客試合でやって欲しい」「開催して欲しい」など様々な声があがっている。
会場である横浜アリーナの公式HPに掲載されているイベント開催情報には、4月に開催される予定のイベントが掲載されているが19日はまだ空白となっている。
コロナ自粛が続けば4.19も中止だわな。世界中に拡がり収束気配無し。
— 髙田延彦 (@takada_nobuhiko) March 12, 2020
また高田は、SNSにRIZINとファンへの感謝を述べ「私はどこへ行っても、この感謝の気持ちを決して忘れません。これはお別れではなく、またいつかという意味です」と、RIZINからの離脱を匂わせるメッセージを掲載したRIZINバンタム級王者マネル・ケイプ(アンゴラ)についても「愛する人へのお別れレターのようなマネルケイプのメッセージが心配だぜ!」とし、「盛り上がるRIZINバンタム、唯一無二の存在感を醸す王者マネルケイプは大きな財産…」と、心配する言葉も綴った。
愛する人へのお別れレターのようなマネルケイプのメッセージが心配だぜ!
— 髙田延彦 (@takada_nobuhiko) March 12, 2020
RIZIN 「コロナの感染拡大に「不安はあるが準備をして大会を開催することを念頭に置いて進んでいきたい」
榊原信行RIZIN CEOが今後の展開について語った。
「ここからどういう形でコロナウィルスの感染が広がっていくかどうなのか不安はありますが、僕の付け焼刃的な情報だとどこにピークが来るのかによる。ピークが来て終息に向かうことは他の病原体の例を見ても分かる通り、終息ポイントがどこなのかってことだと思います。暖かくなってくることによって、20度を超えれば菌もなくなると聞いていますが、いずれにしても4月19日へ向けてしっかり準備をして大会を開催することを念頭に置いて進んでいきたいと思います」
26日の昼過ぎには安倍総理大臣が「この1~2週間が感染拡大防止に極めて重要であることを踏まえ、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベントなどについては大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は中止・延期または規模縮小などの対応を要請することとする」と述べた。
この要請を受け、格闘技界では3月1日に東京・浅草花やしき・浅草花劇場で開催が決まっていた『SHOOT BOXING 花やしきExtreme.4』の中止を発表。ボクシング界は3月に予定されていた国内の大会を中止・延期することを決定し、プロレス界では新日本プロレスが3月1日~15日までの11大会を開催中止にすることを発表した。
流行期は2~3カ月は続くと報道されており、終息が4月以降になるとの見通しもある。4月19日の『RIZIN.22』までに終息の見込みは立つのか。