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K-1 | K-1観戦者に発熱症状が出てPCR検査実施へ

K-1観戦者に発熱症状が出てPCR検査実施へ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府や埼玉県が開催自粛を要請するなか、22日に決行された格闘技イベント「K-1」の観戦者から発熱症状が出たという報告が厚労省にあったことが23日、分かった。

政府関係者によると、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)でのイベントを観戦した1人が、その後、病院にかかったという。

関係者は「最寄りの保健所が不安に思い、同省に連絡を入れたと聞いている。患者はPCR検査に回った」と語った。

イベントは約6500人が観戦。主催者側は入場者にマスクを配り、万一、感染した場合に追跡調査できるよう、チケットの半券に氏名や住所、連絡先を記入させるなどの対応を取った。

さいたまスーパーアリーナという大会場で目立ってしまい“悪名”が轟いてしまった感じ。

格闘家たちの反応

須藤元気

僕が格闘家だった格闘技ブームだった時代と違ってファイトマネーだけで食べていける選手はそう多くありません。それに加えてイベントのキャンセル料を考えると中止するのが難しかったと思います。政府は自粛要請によるイベント中止などの影響に伴う損失を補償すべきです。

長嶋一茂「埼玉県知事の行動は正しい」

 番組では大野元裕埼玉県知事(56)が会場を視察し「(開催について)残念ではある」と話したことや、強行開催に批判の声が出たことを報じた。司会の夏目三久アナウンサー(35)に会場の様子を聞かれた一茂は「マスクは全員着用していたし、すごく盛り上がり大声を出すイベントではあるので、静かにというか自粛しながら見ていたって感じですかね。私も行っている以上、どう言っていいのかコメントに困る。選手たちはやりたかったっていうのもあると思うし、すごくいい試合をしていて、元気をもらったっていうのは僕の中ではありますね」と振り返った。それでも「ただ、こういう時期だったので埼玉県知事のあの行動は正しいことだと思います」と大野知事の行動に理解を示した。続けて「要請なのか強制なのか。日本の場合、自分たちの認識に任せる自粛がいい半面、あいまいなところもあるんじゃないかなという気がします」と私見を述べた。

 番組で“強行開催の危険”と報じた後に話を振られた一茂は「ストレスがたまっているのはK―1の関係者だけではなくて、全国民的にたまっている。痛みを分かち合わないといけない。先生がおっしゃるように自粛の方向というのは分かりますけど、自分の立場として仕事で呼ばれた以上、(主催者に)自粛しろって言いにいった方がいいのかな?」と複雑な表情で話した。

石井和義館長「地上波ゴールデンはスポンサーの意向でそもそも開催出来ません」

石井館長は「昨日K‐1大会について、館長ならどうしましたか?と言う質問が多くお答えしますがお許しを」と前置きし「結論は早い時期にまず延期、代替えの会場見つからない時は中止です」と言い切った。

さらに「僕の時代はフジテレビ、日本テレビ、TBSの民放3局ゴールデンタイムで放映がありテレビ局、スポンサーの意向でそもそも開催出来ません」と現在とは状況が異なることを付け加えた。

青木真也「業界全体でフォローアップしないと」

 これにより“強行開催”が浮き彫りになったが、一方ではK―1の決断を選手の立場から「英断だ」と指摘したのが、格闘界のご意見番こと“バカサバイバー”青木真也(36)だ。「そもそもこれは政治の問題ですよね。自粛要請も結局は政治家が『俺たちはやめろって言ったから』って責任をK―1だけになすりつけて、スケープゴート(いけにえ)にしただけ。政治が本気なら、中止を命令して、発生する赤字を補填するべき。それをしないで会場に来て自粛を要請するって、まさにお役所仕事だと思います」と持論を展開した。

また「中止になった場合、年間4試合の選手なら25%、3試合なら33%の年収が純粋に減るわけだから。選手としては『開催は助かる』っていうのが本音のはず」と選手の心情を代弁。「今後、両国国技館や横浜アリーナなど大会場での開催を予定している各団体はどう動くべきか、考えている最中だったと思う。その意味でもこの大会がどうなるのか注目していたでしょう。そこで勇気を持って先頭を切ったK―1を俺は支持するし、業界全体でフォローアップしないとダメだと思う」と強調した。

他のイベント主催者にも理解を示す声がある。あるプロレス団体幹部は「騒動が起きてから大規模イベントを開催するのはK―1が初だし、この状況で開催できたのはある意味すごい。さいたまSAは軒並みイベントがキャンセルされている状況なので」と語った。さらに「現在、各市町村の施設はほぼ使用できないが、そうでない施設の開催可否は基本は主催者の判断。今回もし中止にしたら、キャンセル料がかかるのでは? 会場費や音響費などを入れると4ケタ(数千万円)。そう考えると、K―1としてもキャンセルはできなかったのだろう」。

ただし、当然のように批判の声もある。他の格闘技イベント関係者は「K―1という名前は誰もが知っている。そんな大きな団体が自治体と会場の幾度にもわたる自粛要請を無視して強行開催した意味は大きい」。実際にネット上では「無責任だ」「感染防止の努力がすべて無駄になる」「マスクが大量にあるなら譲ってほしい」などと批判的な意見が大勢を占め、別の格闘技団体幹部は「主催者と会場の間には規模にかかわらず絶妙なバランスがあって、お金を払えば誰でも使えるというものではない。今回のことで業界の信頼が失われて、コロナ禍が終わっても『格闘技イベントはいざという時、信頼できない』と協力してくれない会場や自治体が出てくる可能性がある」と危惧する。

武尊「こういう状況だからこそドリームマッチ実現を」

会見には主力選手が多数出席した。ペッダム・ペットギャットペット(24=タイ)に2R・KO勝利を収めたK―1のエースでスーパーフェザー級王者の武尊(28)はリング上で「格闘技最高!」と発言した真意について「ずっと言われてきた試合のこともあるし、世界がこういう状況というのもあるし。K―1とか団体だけでなく、競技としてパワーを与えられたらいいなと思って言わせてもらったんですけど。その試合を実現させることがやってきたことの証明だと思うので」と説明した。

具体的な名前こそ避けたが「ずっと言われてきた試合」とは、長年立ち技ファンに待望されている那須川天心(21)との一戦以外にない。武尊は「こういう状況だからこそ、協力し合える時期なのかなと思います」と、団体間の垣根を超えた格闘技界のドリームマッチ実現を訴えた。

発熱症状が出ていたK-1観戦者のPCR検査は「陰性」

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府や埼玉県が開催自粛を要請するなか、22日に決行された格闘技イベント「K-1」の観戦者が発熱症状が出たとしてPCR検査を受けていたが、「陰性」との結果が出たことが24日、政府関係者の話で分かった。

ただ、PCR検査の精度には限界があり、感染者なのに陰性と判定されて(偽陰性)、感染を拡大させる恐れもある。

このため、政府関係者は「ウイルスの潜伏期間も考え、引き続き警戒していく」と話している。

イベントは、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で行われ、約6500人のファンを集めた。

『Krush.112』後楽園ホールが無観客試合で開催

 K-1 JAPAN GROUPのKrush実行委員会は3月28日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.112』を、観客を入れない“無観客試合”で開催することを発表した。

リリースによれば「K-1実行委員会では新型コロナウイルスによる肺炎(感染症)の感染を防止するため、東京都と後楽園ホールと協議した結果『無観客大会』として行うことが決定しました」とのこと。

試合はAbema TVで生中継。

小池都知事「ご協力に感謝申し上げます」

2020年3月25日(水)東京都庁にて20:00より行われた緊急記者会見で、東京都の小池百合子知事がK-1およびKrushについて言及した。

「先般さいたまで開催されたK-1のイベントですが、多くの批判もあったわけでございます。感染拡大防止の観点からいかがなものかということでございます。そして同じくこのK-1ですけれども、今週末、3月28日の土曜日、後楽園ホールで開催が予定されておりまして(注※K-1 JAPAN GROUPのKrush)、こちらについてはイベントの実行委員会に対しまして、3月24日から都といたしまして感染拡大の状況を踏まえて主催者として改めて開催についてご検討いただくように要請をしてきたところでございます。

そして本日、夕刻でございますが2回目の協議を行いまして、先ほどK-1の実行委員会の方から都に対しましてご連絡をいただきました。それは感染の拡大を防止する都の要請の趣旨に沿う、ということで無観客試合で対応をしていただけるということで、前向きなこのようなご連絡をいただいたところでございます。ご協力に感謝申し上げます」と、都の自粛要請に応じたことに小池知事が感謝の言葉を述べた。

なお小池知事は「補償等については、税金の投入ということになるのが正しいかどうか議論のあるところ」ともコメント。

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