UFC 249: Ferguson vs. Gaethjeの中止を発表
UFCはUFC 249開催に向けて万全の準備を進めていたものの、ESPNより新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大を考慮し、別途通知があるまで当該イベントならびに以後の試合を延期するよう要請がありました。UFCは可能な限り早いタイミングで完全なるライブイベントを再開できることを楽しみにしています。
“治外法権”の地域で開催するプランもありましたが、結局延期。
#BREAKING: #UFC249 canceled, all events on hold indefinitely due to coronavirus pandemic https://t.co/FHXQ45QhrE
— MMA Junkie (@MMAjunkie) April 9, 2020
デイナ・ホワイトがコメント「選手もスタッフも経済的な心配は必要ない」
UFCが4月18日に開催予定だった『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』及び以後の大会の延期を発表した件についてデイナ・ホワイトのコメント。
「最初から全てが戦いだった。4月18日に大会を開催すると発表し(新型コロナウイルスの)パンデミックが始まってから四六時中戦っている。そして今日、ウォルト・ディズニー社とESPNの幹部から連絡があった。ESPNとは契約して以降素晴らしいパートナーシップを築いてきた。ESPNは本当に素晴らしいし、彼らは私に大会を開催しないよう要請した」
「ひとつ言えることはインディアンの居留地であるカリフォルニア州のタチ・パレスはバックアップしてくれ、大会を開催するつもりだったということだ。世界が正常に戻ったらカリフォルニア州の大会はタチ・パレスで開催する。彼らのためにもビッグファイトをやりたいし、我々の立場に立ってくれたことに感謝している」
「UFCと契約している全てのファイターには安心して欲しい。 家族との時間をエンジョイして欲しい。経済的な心配は必要ない。試合はできるようになるし、4月18日に戦うつもりだった人たちと進んでいく。できるだけ多くの人たちのケアをするし、みんなが快適に過ごせるために必要なことは何でもする」
「UFCでクビになるスタッフは一人もいない。最初に再開するスポーツになる。ファイトアイランドは本物だ。現在インフラを整備中だが実際に造られる。ESPNでも紹介されるだろう」
『UFC 249』はデイナ所有のプライベートアイランド(ファイトアイランド)で開催する噂もありました。
UFC President Dana White spoke to Brett Okamoto about #UFC249 no longer taking place on April 18.
(via @bokamotoESPN) pic.twitter.com/VRP5jL3k9J
— ESPN MMA (@espnmma) April 9, 2020
デイナは2020年は当初の予定通り42大会を開催するつもりだともコメント。
Dana White (@danawhite) also made it clear to me after we wrapped the interview the UFC will still promote 42 events this year, which it was originally scheduled to do.
— Brett Okamoto (@bokamotoESPN) April 9, 2020
先住民の居留地で開催を目指すも…
公式サイトで「開催に向けて万全の準備を進めていたものの、ESPNから新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、別途通知があるまで当該イベントならびに以後の試合を延期するよう要請がありました」との声明を発表。現地報道によれば、カリフォルニア州にある先住民の居留地での開催を目指したが、地元が反発するなど物議を醸した。そうした中で放映権料を支払う米スポーツ専門局「ESPN」からの要請を受け、中止を決断した形
ローズ・ナマユナスが『UFC 249』ジェシカ・アンドラジ戦を欠場
UFCが4月18日に開催する(会場未発表)『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』でジェシカ・アンドラジと11ヶ月ぶりに再戦する予定だったローズ・ナマユナスが欠場することをCombateが確認したとのこと。
未確認ですが欠場の理由は家族の不幸との噂?
ジョゼ・アルドが欠場。ヘンリー・セフード vs. ドミニク・クルーズのバンタム級タイトルマッチに変更
UFCが5月9日にブラジル・サンパウロのイビラプエラ体育館で開催予定だった『UFC 250』ですが、同体育館が新型コロナウイルスの野外病院として使用されることから開催が出来なくなったとのこと。大会は予定通り開催するとのことで、4.18『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』同様タチ・パレス・カジノ・リゾートでの開催になるかもしれません。
そして、『UFC 250』のメインイベントでヘンリー・セフードのバンタム級王座に挑戦予定だったジョゼ・アルドが渡米できないことから欠場、代わりにドミニク・クルーズがセフードと対戦することをCombateが確認したとのこと。
ドミニク・クルーズは現在35歳。2016年12月の『UFC 207: Nunes vs. Rousey』でコディ・ガーブラントに判定負けしバンタム級王座から陥落して以来3年半ぶりの試合。
UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』の会場はカリフォルニア州郊外で非認可イベントとして開催か
4月18日にニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催だった『UFC 249: Khabib vs. Ferguson』が新型コロナウイルスの影響でロシアにいるハビブ・ヌルマゴメドフが欠場、トニー・ファーガソン vs. ジャスティン・ゲイジ-のライト級暫定王座決定戦となったものの、新たな会場は判明していませんでしたが、カリフォルニア州レムーア郊外のタチ・パレス・カジノ・リゾートになることをニューヨーク・タイムズが確認したとのこと。UFCは同所で4大会を開催する予定だそうですが、いずれもUFCは正式発表していません。
カリフォルニア州では5月末まで格闘技大会の開催が禁止されていますが、ネイティブアメリカンコミュニティの一部であるタチ・ヨクト族所有の土地であることからアスレチックコミッションの管轄下でもなければ自宅待機命令の管轄下でも無いそうです。
同所ではWECやTachi Palace Fights、Invicta FCが開催されたことがありますが、いずれも合法的に開催されています。
これに対し北米のプロボクシングと総合格闘技の試合及び記録を統括するボクシング・コミッション協会(The Association of Boxing Commissions)は『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』は非認可イベントになるだろうとの見解を示しています。