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鳥貴族「トリキの錬金術」に農水省「理論上、問題はない」
政府の飲食店支援策「Go To イート」キャンペーンキャンペーンが「不都合な使い方」をされている居酒屋チェーン「鳥貴族」で、一部の客が298円の商品、1品だけを注文していくのだ。
●Go To イートとは
悪用されているのは、ポイントの付与の方。13事業者のオンライン飲食予約サイトを経由し、期間中に予約・来店すると、予約人数につき、ランチ時間帯は500円分の、ディナー時間帯(15時以降)は1000円分のポイントが付与される。
●鳥貴族マラソンとは
この仕組みを利用した、とある現象が話題になっている。キャンペーン参加の「鳥貴族」のディナーを繰り返し予約し、来店する行為が効率の良いポイント付与方法としてネットで紹介されているのだ。
これは「鳥貴族マラソン」「トリキの錬金術」などと呼ばれ、実際に、鳥貴族で「とり釜飯」1品だけの会計レシートの画像をツイッターに投稿する人も現れた。
鳥貴族のメニューは基本的に298円(税込=327円)。「イート」で夕食を予約・来店すると、1000円分のポイントが付与されるから、差し引き673円分の「儲け」が出ることになる。
キャンペーン予約回数に上限はない(店によっては設けている)ため、10店舗を回れば、6730円の儲けが出るという計算になる。さらに、付与上限の10人で10回繰り返せば、6万7300円ものポイントが発生する。
●送客手数料が引かれて、店の売り上げは98円
客側にメリットはあるが、店側は必ずしもそうではない。農水省のキャンペーンページを参照すると、ある予約サイトでは、夕食時に、1人につき200円の「送客手数料」が発生する。となると、イートの客が298円しか支払わない場合、店の売り上げは98円となる。
●農水省「理論上、問題はない」
この使い方について、農林水産省の「Go To Eatキャンペーン準備室」(食料産業局)では、「理論上、問題ない」と話す。
「違法ではなく、理論上はありえることですし、問題ありません。食事券、ポイント付与によって、お店に足を運んでもらう需要喚起につながればと考えています。
ただし、そのような行為が繰り返しおこなわれ、制限が必要であれば、相談にのりますし、対応いたします。
また、店やグルメサイト側で、制限をつくることは可能です。予約段階で最低限の注文金額を設定したり、品数の下限を決めることなどは今でもできると思います」
●鳥貴族側は「困ってしまう」
全国に600店舗以上を展開する鳥貴族本社(大阪市)には、「イート」が始まった10月1日より、各店舗から「1品だけの注文客」が出現しているとの報告が上げられているという。
広報担当者によると、「鳥貴族マラソン」、「トリキの錬金術」に関連するネットの投稿は同社でも確認しているという。
「Go To イートのキャンペーンには弊社としても期待していますし、ありがたい制度だとは感じています。キャンペーンを通してお客様にいらしていただくのは大変ありがたいことです」
「ただし…」と続けた言葉に困惑が感じられる。