ゴロフキンが無敗シュメルタを4度倒し圧勝
<ボクシング:IBF世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>
元ミドル級世界3団体統一王者で現IBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキンが計4度のダウンを奪う圧勝で初防衛に成功。
無観客興行で開かれ、無敗だった同級1位カミル・シュメルタ(31=ポーランド)の挑戦を受け、7回終了TKO勝ちした。
1回、いきなりパワフルな左フックで1度目のダウンを奪った。その後も強烈な右アッパーをクリーンヒットさせ、4回には接近戦からの左フック連発、7回にはカウンター気味の左ジャブ2連発でダウンを追加。相手棄権によるTKO勝利となった。これで通算21度目の防衛成功となった。
ランキング1位に圧勝し、38歳のGGG(ゴロフキンの愛称)が健在ぶりをアピール
昨年10月にセルゲイ・デレフヤンチェンコ(ロシア)とのIBF同級王座決定戦を制して新王者となって以来、約1年2カ月ぶりのリングだった。ランキング1位に圧勝し、38歳のGGG(ゴロフキンの愛称)が健在ぶりをアピールした。
ゴロフキンの対抗王者の1人で「カネロ」の愛称を持つWBA世界ミドル級スーパー、WBC世界同級フランチャイズ王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)は19日(同20日)に米テキサス州でWBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(30=英国)と対戦する。21年には、ゴロフキンとアルバレスによる3度目対決の期待が膨らんでいる。