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RIZIN | 那須川天心がクマンドーイ狩り

那須川天心がクマンドーイ狩り

キックボクシング界の「神童」那須川天心が「次元上昇」をテーマに掲げ、強敵を迎撃する。大みそかRIZIN26大会(さいたまスーパーアリーナ)でクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(26=タイ)とキックボクシングルール3分3回(57キロ)で対戦することが決まり、29日にはオンラインで取材対応した。

ロッタン・ジットムアンノン(タイ)と約2年前に対戦し、判定勝ちしている

那須川が18年に激闘を繰り広げたロッタン・ジットムアンノン(タイ)と約2年前に対戦し、判定勝ちしているクマンドーイが対戦相手となった。「蹴りもパンチも、もらったら倒れるかなと思う。攻撃力はあるし、思い切りあるし。タフだなと。殺傷能力で言ったら、タイ人の中でもだいぶ強い方かな」と強敵と認めた上で、大会直前にカードが決まったことにも冷静そのもの。「ボクは実力主義で強い相手とやりたいので、そこはブレない」と笑顔をみせた。

テーマに掲げた次元上昇

突然のカード決定にも動じないような確固たる実力をみせたい-との意図もある。5年連続の大みそか出陣となり、RIZINの主役としての存在感は高まるばかり。「ここ1年で、だいぶ自分自身も変わってきた。みんなと差をつけるというか、選手たちの中でもすごかった、次元が違うんだなと(思わせたい)。比べられない、スゲーなという試合したい。『おお』『ヤベー』みたいな」と、テーマに掲げた次元上昇についての意味を明かした。

新型コロナウイルスの影響で、世間の雰囲気は決して明るいものではない。年末も外出自粛する必要性がある。那須川は「どう考えても主語がコロナになる。今まで以上に那須川天心、格闘技の素晴らしさを伝えたい。家にいる人も多くなるだろうし、チャンス。迫力ある元気な試合をみせたい」と圧倒的な強さを年の瀬にみせる覚悟を口にしていた。