メイウェザーが「日本のため」に怒りが爆発
メイウェザー「私が最後にパフォーマンスをしたのは日本。ローガン・ポールは日本の人々に大変な無礼を働いた」と激怒
ローガン・ポールと対戦するメイウェザー
同スタジアムで両雄が対面するフェイスオフイベントが行われたが、“事件”はその後の囲み取材で起きた。
メイウェザーが囲み取材を受けていると、ローガンの弟でユーチューバーのジェイクが割り込んできてにらみ合い。フェイスオフではポールに対し、メイウェザーが「兄弟2人と戦ってもいい」と発言。
見守っていたジェイクにも指さして「同じ夜に戦ってもいい。6月6日までに準備してこい」などと“挑発”していた。メイウェザーとジェイクのにらみ合いは口論に発展。すると、ジェイクがいきなり元5階級王者の白いキャップを奪い取って逃げた。これにメイウェザーが激高。両陣営が入り乱れてもみ合いとなった。
メイウェザー「私が最後にパフォーマンスをしたのは日本。ローガン・ポールは日本の人々に大変な無礼を働いた」
メイウェザーはプロ50戦全勝(27KO)のスーパーファイター。2018年12月には日本の格闘家・那須川天心と対戦しているが、この時の来日以降、メイウェザーは日本に対して好印象を持っている。“親日家”となった元王者は、ポール兄弟に対して並々ならぬ怒りを抱いていたようだ。というのも、米専門サイト「ボクシング・シーン.com」などによると、ローガンが日本に旅行した際に、自殺と見られるような男性の映像を動画サイトに投稿していたという。これをメイウェザーが「私が最後にパフォーマンスをしたのは日本。ローガン・ポールは日本の人々に大変な無礼を働いた」と激怒していた。ローガンはその動画の投稿後、何度も謝罪して、新たな投稿を3週間ほど控えていたというが、それでもメイウェザーの怒りは沈まなかった。日本のために怒っていた元王者は、自身に働いたポール陣営の無礼で、さらにヒートアップ。
メイウェザー「一晩で2人とも倒すことができる。」
メイウェザーは「一晩で2人とも倒すことができる。2人と戦うつもりだ」とポール兄弟を指さして挑発すると、対戦するローガンも「このステージで偽物なのはフロイドの生え際だけだ」「世界最高のファイターだろうが、オレのことを知らない」などと反撃。フェースオフならではの“舌戦”で終わるかと思われたが、会見後の弟ジェイクの行動で一気にムードが凍りついた。
メイウェザーがジェイクとも至近距離で対峙(たいじ)し「戦いたいのか?(プロモーターの)アル・ヘイモンに電話して実現させよう」と挑発を受けた。にらみながら「もちろん。アル・ヘイモンは必要ない。オレがボスだ」と返答すると、そのままかぶっていたホワイトの帽子を奪われた。メイウェザーが怒り狂って追いかけると両陣営のボディーガード、そして警備員も入り乱れた大乱闘に発展。
ジェイクは自らのSNSを更新し「フロイドの30人のボディーガードの1人がオレの目にきれいなショットを打った。リスペクトしろ!!」と殴られたと主張。さらに「彼(メイウェザー)が退屈な試合でお金を盗むので、私は彼の帽子を盗んだ」と悪びれる様子もなかった。
富士の樹海で自殺者を撮影配信
18年に日本を訪れた際には、富士の樹海で自殺とみられる男性の映像を動画サイトに投稿しており、日本国内でも問題視された過去がある。