チアリーダー「私達を盗撮しないで!」
「目の前の男性が持っていたバッグに穴が開いていて、そこからレンズがのぞいていた時のむしずが走った感覚は忘れられない」
大学で応援団に所属した20代の女性は球場で受けた経験を、今も強く記憶する。いつ撮影された画像なのか。インターネットの掲示板で、実名をさらされ、画像とみだらな文言とともに拡散された。「ネットで名前を出されて、身の危険を感じた」と振り返る。
球場の外で準備や練習している様子を撮影される
各大学では競技場でのチアリーダーの撮影を禁止した上で、見回りをするなど自衛策を取る。だが座席の段差を利用したり、内野席から望遠カメラで撮影したりするなど巧妙な手口で狙われる。応援する姿だけでなく、球場の外で準備や練習している様子を撮影されるケースも。立教大応援団のある現役部員は、腕時計型カメラを持ち込まれる被害に遭った。憤りの声を上げる。