五輪関係者が豊洲市場付近のビアガーデンに殺到
「選手村の対岸、豊洲市場のそばに位置するビアガーデンが、外国からの五輪関係者でいっぱいなんですよ」
新型コロナ感染者数が17日連続で前週の同じ曜日より増加し、酒類の提供に厳しい制限を要請している東京都。
だが、五輪開催まで1カ月を切り、各国の選手団やスタッフは、続々と来日している。そして彼らは “癒やしの場” を求め、前出のビアガーデンに集まっているというのだ。
“ノーマスク”の外国人で埋まっている
店の前に広がる芝生のスペースに、180席ほどの瀟洒なテントつきベンチが設置され、ビールやカクテルが提供されていた。席の多くは“ノーマスク”の外国人で埋まっており、そこかしこで乾杯している――。
組織委は、五輪関係者向けのプレイブックで「人との接触は最小限に」「混雑はできるだけ避けて」など密にならないよう求めているが……。
店側も、五輪関係者の来店が多いことは把握している。
「6月ごろから外国のお客様が増えましたね。緊急事態宣言下でも酒類は提供してきましたが、うちはテイクアウト。ベンチの管理はしていますが、購入したお酒をどこで飲むかは関知していません」
一般国民が我慢を強いられる一方、五輪関係者だけ “特別扱い” なのか。