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白金高輪駅の硫酸事件 | 花森弘卓「今夜、家に泊めてほしい」→被害者男性がLINEブロック→硫酸男「後悔しますよ」 | 花森弘卓が女子高生にストーカー行為の過去 | 被害者「学生時代にため口でトラブルに」

花森弘卓「今夜、家に泊めてほしい」→被害者男性がLINEブロック→硫酸男「後悔しますよ」

静岡市の大学生・花森弘卓容疑者(25)は先月24日、東京の白金高輪駅で、会社員の男性(22)に硫酸をかけて重傷を負わせた疑いで逮捕。

取材で被害者の男性が「去年9月に花森容疑者から『家に泊めてほしい』とLINEで連絡があった。しつこく連絡が来たのでブロックした」と警視庁に話していることがわかりました。また、「その後、差出人不明で『後悔しますよ』などと書かれた手紙が届いた」とも説明しているということです。

男性は事件の1か月前に六本木で花森容疑者と遭遇し会話を交わしていますが、その際、花森容疑者から「去年、LINEの返事が来なかった」などと詰め寄られていたことも分かりました。警視庁は、花森容疑者が恨みを募らせ犯行に及んだとみて調べを進めています。

花森弘卓が女子高生にストーカー行為の過去

執着心の果てに凶行に及んだ花森だが、過去にも粘着質なストーカー行為をしていたことがわかった。
花森は高校時代「2次元しか愛せない」と同級生に語り、2年ほど前から通う行きつけの喫茶店店主には「彼女作るのは無理だとおもう」「僕の彼女は宇宙人しかいないかな」と語っていた。

花森の求愛行為の異様さ

恋愛に奥手だった花森だが、実は19歳だった高校3年生の夏、予備校内で私立女子高に通う1人の女子高生B子さんに好意を持っていたという。しかし花森のB子さんに対する求愛行為の異様さに周囲は驚いていた。
「B子は黒髪ロングが似合う和風美女で、女子校に通う上品なお嬢様タイプでした。一方の花森は当時から巨漢に無精ひげでB子さんから“クマ”と呼ばれていました。高3だった2015年の夏に”陽キャ”な同級生を通じてB子と話したのをきっかけに彼女にドハマリ。周囲の目も気にせず廊下の真ん中で前のめりでB子さんに必死に話しかけていました。B子の第一志望が静岡大だと知ると、花森も同じ静岡大志望と先生に報告していましたね」

花森の行為は徐々にエスカレート

赤い薔薇、そしてヤドカリの“つがい”
B子さんに対する花森の行為は徐々にエスカレートしていった。「一度B子が帰宅途中にサラリーマンにナンパされたことがあったんですが、それを聞いた花森は頼まれてもいないのに彼女が予備校を出る際に周囲を巡回したり、店でレジに並ぶB子を商品棚の影から見守っていたり。帰り道も他の女友達をおしのけてB子の隣をキープしていました。好意があるのはわかっていましたが、一歩間違えばストーカーというレベルでした。

花森は『受け入れられた』と勘違い

9月末のB子の誕生日に皆で寄せ書きのメッセージカードを作った時も、花森は『誕生日おめでとう あなたのクマより』と書いていた。しかも誕生日当日の夜、友達数人でB子の家まで行ったんですが、B子の家の前についたら花森が急に地面に膝をついて赤い薔薇の花を渡したんです。皆がポカーンとしていると、歯が浮くような台詞を並べ、さらに虫かごを取り出して、ヤドカリの”つがい”をプレゼントしました。B子は断るわけにもいかず苦笑いしながら受け取ったんですが、それを花森は『受け入れられた』と勘違いしたんです」
B子さんの誕生日を経て、10月には花森のB子に対する執着は激しくなり、これまでは比較的節度を保っていた予備校の中でも目にあまるようになっていった。
「教室ではいつもB子の隣の席に陣取ってジーっとB子を見つめていて、B子が『何?』と尋ねると席の間の仕切りに頭をひっこめるような状態でした。かと思うと突然『髪綺麗だね』と髪を触ったり、B子が他の男子に勉強を教えてもらっていると席の後ろから無言でプレッシャーをかけたりして、『俺がいないと何もできないんだね』『勉強も教えてあげるよ』となぜか上から目線になっていったんです」

あいつらが僕を侮辱した

しかし実際はB子さんの成績は、花森よりも良かったという。受験前の時期に花森のつきまといがエスカレートし、B子さんもストレスを感じるようになっていった。
「B子が『監視しないで』『他の友達を無視しないで』と花森にメールで頼んだようなのですが、『君は僕を誤解している、監視していない』と聞く耳を持ちませんでした。B子以外の人を無視するようになっていたことについても『あいつらが僕を侮辱したからだ』と被害者意識を募らせていたようです。誰も彼のことを侮辱はしておらず、受験で他のことを考える余裕もなかったのですが……」B子さんに電話をかけて事実関係を確認をすると、か細い声で「はい」と答えたうえで「もう過去のことですから私からはお話できません。早く更正して、罪とも向き合ってほしいです」と話した。

花森氏の罪が軽すぎると話題

落語家の立川志らくが、男が殺人未遂罪(法定刑は死刑または無期懲役もしくは5年以上の懲役)ではなく傷害罪(15年以下の懲役または50万円以下の罰金)で逮捕されたことに「傷害ですよね、殺人未遂にならない。法律上、死ぬ可能性が低いからどうやってもこれは傷害だってことになってしまうんだけど、素人から見ると、日本の司法って加害者の方に甘いなって。これ普通に見たら殺人未遂に近い、ほぼ殺人未遂だっておかしくないだろうって思いますよね」と自身の受け止めを述べた。

 

被害者「学生時代にため口でトラブルに」

東京都港区の東京メトロ南北線白金高輪駅で硫酸をかけたとして、大学生の花森弘卓(ひろたか)容疑者(25)=静岡市=が傷害容疑で逮捕された事件で、重傷を負った都内に住む会社員の男性(22)が警視庁に対し「大学時代に(花森容疑者に)ため口を使ってトラブルになった」と話していることが捜査関係者への取材で判明した。

花森容疑者は以前、沖縄県内の大学に通っており、男性は同じサークルの後輩だった。同庁捜査1課は花森容疑者が後輩に対等の話し方をされたことで恨みを募らせ、男性を狙った可能性があるとみて調べる。

数人で一緒にいる時に(花森容疑者に)ため口を使った

捜査関係者によると、男性は「数人で一緒にいる時に(花森容疑者に)ため口を使ったところ、『年齢が上なのにため口はおかしい』と怒られた」と話しているという。

花森容疑者は24日に事件を起こし、28日に沖縄県内で逮捕された。全国に指名手配された同容疑者は25日から同県内の友人男性宅に滞在し、逮捕時には約56万円を所持していた。この友人男性は「指名手配されているのは知らなかった」と話しているという。

『おい花森』と言ったら、『花森さんだろ』と怒られた

東京の白金高輪駅で男性に硫酸をかけ大ケガをさせたとして25歳の男が逮捕された事件で、被害者の男性が「大学時代に、ため口を使ってトラブルになった」などと警視庁に説明していることがわかりました。

花森弘卓容疑者は、今月24日、白金高輪駅で22歳の会社員の男性の顔に硫酸をかけ、大ケガをさせたとして30日朝、送検されました。

花森容疑者と男性は、以前、沖縄県内の大学でサークルの先輩後輩の関係でしたが、その後の捜査関係者への取材で、被害者の男性が「大学時代にため口を使ってトラブルになった」などと警視庁に説明していることがわかりました。サークルで花森容疑者ら数人と一緒にいた際、男性が「おい花森」と呼びかけると「花森さんだろ」ととがめられたということです。

警視庁は、花森容疑者がこうした会話などから男性に一方的に恨みを募らせていた可能性もあるとみて動機などを調べています。