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大谷翔平に特別表彰 | イチロー以来16年ぶり快挙で大谷「すごく光栄」

大谷翔平にコミッショナー特別表彰

エンゼルスの大谷翔平投手は26日、大リーグ機構から「コミッショナー特別表彰」を受けた。

米テキサス州ヒューストンで開幕するワールドシリーズ前に会見に臨み、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏から受賞トロフィーを受け取った。

同賞は歴史的な功績を残したチームや個人に贈られる。

シーズン最多記録を更新する262安打を放ったイチロー(当時マリナーズ)が2005年に受賞

表彰が始まったのは1998年で、過去の受賞者や団体は計15。日本勢では2004年にシーズン最多記録を更新する262安打を放ったイチロー(当時マリナーズ)が2005年に受賞している。

全体では2014年デレク・ジーター(ヤンキース)、ビン・スカリー氏(ドジャース専属実況アナウンサー)以来7年ぶり。

大谷はマンフレッド・コミッショナーとともに濃紺のスーツ姿で会見場に姿を見せた。「本日はお集まりいただいてありがとうございます。このような特別な賞をいただけて、すごく光栄に思ってますし、今シーズン応援してくださったファンの皆さん、MLB機構の皆さん、エンゼルスの関係者の皆さん、全ての人に感謝しています。ありがとうございます」と笑顔で語った。

「大谷翔平こそがMVPなんだ」

アストロズのカルロス・コレア内野手は7日(日本時間8日)、ホワイトソックスとの地区シリーズ初戦を前にMLB公式のインタビューに応じた際、ア・リーグMVPレースについての意見を問われ「僕としてはショウヘイ・オオタニがMVPだと思う」と“推薦”した。

対抗馬とされているブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手について「僕はラテン系の選手で、ゲレーロJr.のことは大好きだし彼は素晴らしい友人」とし「ブラッディの今年の活躍はスペシャルだと思う。シーズン最初から最後まで安定した活躍をしていた」と絶賛。マイク・トラウトやムーキー・ベッツの例を挙げ「球界のエリートな打者は、首位打者や本塁打王、打点王に輝くような驚異的な活躍をする1年を送ることも少なくない」と称えた。

それでも二刀流で奮闘した大谷には及ばないようだ。「メジャーリーグのロースターに入っている選手の中でショウヘイ・オオタニのやっていることができる選手は誰もいない。彼こそが僕が選ぶMVPなんだ。誰も150奪三振(以上)と45本塁打(以上)を同時に達成することなんてできない」と賛辞を惜しまなかった。