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アントニオ猪木 | 「2千万円」の借金で「元気ですか」などの商標権が差し押さえ

アントニオ猪木が借金で「元気ですか」の商標権が差し押さえ

猪木は100万人に数人しか罹らない「心アミロイドーシス」を患い、闘病中であることを告白。

「現在は退院し、都内の自宅マンションで療養を続けています。ただ腰も悪く、車椅子から立ち上がるのさえ難しい。自力で風呂やトイレにも入れない状態です」

「体力の回復に専念してほしいところですが、ここにきて、猪木さんを数年来悩ませている問題が、いよいよ抜き差しならない局面を迎えています」

浄水器製造販売会社OSGコーポレーションの湯川剛代表取締役会長から訴えられていた

「もう18年も前の話ですが、猪木さんは、ある人物に預けていた新日本プロレスの株を買い戻すため、湯川氏に2千万円を肩代わりしてもらったんです。その際に、湯川氏との間で“覚書”を交わしており、裁判ではそれが決め手となって猪木さんの“不法行為”が認められてしまいました」

一審の判決が覆り、二審で猪木側が敗訴、最高裁でも上告棄却となり、判決は今年1月に確定。猪木は、湯川氏に遅延損害金を含めて約3500万円を支払わねばならなくなった。

湯川氏側は3月末、猪木のマネジメント会社の株式を差し押さえ

「狙いは同社が管理する商標権にある」 とこの関係者は見る。

商標権には有名な〈燃える闘魂〉のキャッチフレーズ以外にも〈元気ですか〉〈1・2・3・ダァーッ〉といったお馴染みの掛け声、さらには〈アントニオ イノキ〉というストレートなものもあり、その数は総数96種にものぼる。

「弁理士の試算では、商標権は総計で3億円前後の価値がある。たかだか3500万円ほどの債権で、猪木さんの商標権をすべて押さえるなんて、いくらなんでもやり過ぎです」

猪木側も弁護士を通じて“超過差し押さえ”を主張。その甲斐なく、8月に差し押さえが決定となった。

 

湯川氏は本来、猪木さんには足を向けて寝られないはず

猪木さんは新日時代に『リズムタッチ』という家庭用低周波治療器の広告塔をつとめました。これ、他でもないOSG社の製品。

湯川氏は猪木さんをCMに起用して商品を売りまくり、成功の足掛かりを作ったわけです。本来、猪木さんには足を向けて寝られないはず。よくぞこんな仕打ちを療養中の猪木さんにできたものだと思いませんか」

高級食パン専門店として躍進中の「銀座に志かわ」もグループ傘下に収めるなど経営を多角化させている。 「に志かわの社長は、猪木さんの側近でした。湯川氏が引き抜いたんです」

 

今、貧乏!将来、希望!!」という私の手紙の一文でCM出演を快諾してくれたこの「恩」を、終生忘れてはいけない。

〈多くの人々が猪木さんの側から離れていった事も事実です。実際私の周辺の人たちも猪木さんとの付き合いを止めるようにという忠告がありました。しかし私は、その意見に耳を傾けませんでした〉

つまり猪木に対して「終生の恩」があり、自分は決して見限らない、裏切らないとの弁。かくてスポンサーでもある湯川氏は「一時、猪木さんのタニマチのように振る舞ってもいた」というほど二人は蜜月の関係にあった。

ヒビが入ったのは、女性関係

「4年前に猪木さんが、4人目の奥さんとなる女性と入籍してからです。彼女は参院議員時代の猪木さんの公設秘書もつとめ、2年前に他界しましたが、生前、猪木さんとあまりに距離が近い湯川氏を警戒した。湯川氏は、そのことに対する意趣返しよろしく猪木さんに裁判を起こしたんです」