格闘技ニュース

RIZIN | 那須川天心 vs 武尊戦の可能性 | 入国禁止対策で「参戦ができない可能性が高いと思っている」 | 大みそか外国人選手の穴を埋めるカード編成も検討 | 準決勝は朝倉海 vs 瀧沢謙太、扇久保博正 vs 井上直樹

入国禁止対策で「参戦ができない可能性が高いと思っている」

総合格闘技RIZINの榊原信行CEOは30日、都内で記者会見を開き、29日に発表された政府による外国人入国禁止対策を受け、33大会の外国人参戦について言及した。

参戦ができない可能性が高いと思っている。

「(参戦は)直接スポーツ庁からダメだと言われたわけではないので、そのまま手続きを進める」としながらも「可能性は高いと思っている。穴を埋めるカード編成も進めていく」と説明した。

以前から「(大みそか大会は)たくさんの外国人に入国してもらって試合を組む方向で進めている」と話しており、同大会で総合格闘家デビュー予定のJリーグ横浜FC、三浦知良(54)の次男孝太(19)の相手も、外国人中心に選考が進められていた。

準決勝は朝倉海 vs 瀧沢謙太、扇久保博正 vs 井上直樹

RIZIN33大会の第1弾カード3試合を発表。

準決勝のカードは、朝倉海-瀧沢謙太、扇久保博正-井上直樹に決定。リザーブマッチは、元谷友貴-金太郎となった。

また、RIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザ(32=ボンサイ柔術)の参戦も発表された。

朝倉海は「準決勝も楽な相手だなというのが率直な感想。通過点、勝って当たり前の試合だと思っているので、レベルの違いを楽しんでいただけたら」と意気込みを語った。

発表されたカード

◆<RIZIN JAPAN GP2021 バンタム級トーナメント リザーブマッチ> 元谷友貴(32=フリー)-金太郎(28=パンクラス大阪稲垣組) MMAルール、61・0キロ、5分×3回

◆<RIZIN JAPAN GP2021 バンタム級トーナメント 準決勝> 扇久保博正(34=パラエストラ松戸)-井上直樹(24=セラ・ロンゴ・ファイトチーム) MMAルール、61・0キロ、5分×3回

◆<RIZIN JAPAN GP2021 バンタム級トーナメント 準決勝> 朝倉海(28=トライフォース赤坂)-瀧沢謙太(27=フリー) MMAルール、61・0キロ、5分×3回

朝倉未来は「責任感ある男」

朝倉未来のケガについて「連絡は取り合っている。満身創痍(そうい)ではあるが、本人も責任感のある男」と話し、大みそか大会出場の可能性を示唆。

榊原CEOは、朝倉未が29日、自身のツイッターで発信した「一応ダイエット始めます」というツイートに触れ、「ダイエットって減量のことでしょ? 試合に向けて準備しているんだろうな、と。どういう形で何を見せてくれるのかを本人と話し合う」とした。

朝倉未来は、「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」で、左膝の半月板を負傷。「歩けないぐらい痛い」と話していた。

那須川天心 vs 武尊戦の可能性について

RIZIN33での対戦が期待される那須川天心とK-1王者・武尊戦について「引き続きノーコメント」とした。

6月13日の東京ドーム大会で対戦が検討されていたが、武尊の右拳のケガで延期になった。那須川は4月に来春のボクシング転向を発表しており、現時点で、残る格闘技での試合は、年末のRIZINと来春のRISEのみとなっている。