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ゆたぼん「ユーチューブを引退して、学校に行く」

ゆたぼん「ユーチューブを引退して、学校に行く」

〝少年革命家〟でユーチューバーのゆたぼん(13)が15日、自身の公式チャンネルを更新し、翌16日に控えるボクシングのエキシビションでのデビュー戦で「情けない試合をしたらユーチューブを引退して、学校に行く」と宣言した。

ゆたぼんは亀田興毅会長(35)が主催する3150ファイトクラブのボクシング興行「3150ファイトVol.1」(16日、メルパルクホール大阪)で三輪皇瑛選手(3150ジム)にエキシビションマッチで対戦する。

この半年間、ボクシングに打ち込んできたが、相手の三輪選手はボクシング歴2年で、身長や体重もゆたぼんより上。ゆたぼんは「格上の選手と戦うっていうことやねんけど、絶対にオレの方が強い。毎朝トレーニングして、週に6日間、平仲ボクシングスクールジムで練習してきたからその成果を見せようと思っている」と自信をのぞかせる。

エキシビションで勝敗はつかないとはいえ、ゆたぼんは「今回の試合で、もしオレがカッコ悪いボクシングをしたり、情けない戦いをしたら、その時はユーチューブ引退して、学校行きます!」と自身を追い込んでみせた。

いうまでもなくユーチューブはゆたぼんのライフワーク。不登校も「子供は学校に行く義務はない。親は子供に教育を受けさせる義務はあるけど、嫌がっている子供を無理やり学校に行かせる義務はない」を持論として、小学3年生の時から不登校を貫いている。それだけに〝ユーチューブ引退&登校宣言〟で背水の陣を敷いたともいえる。  ゆたぼんのパパ・中村幸也氏(41)は「本人が決めたことなので、しっかりと約束は守るように言ってある。悔いが残らない試合をしてほしい」と話した。

ゆたぼんに現役教諭から疑問の声

千葉県内の小学校に勤務する30代の教諭は複雑な表情を浮かべる。

「今回の企画の詳しくわからないのですが、義務教育の小・中学校に行かずに日本一周して不登校の子供たちに勇気と元気を与えたいという趣旨に疑問を感じます。

小・中学校に行きたくても行くことができない不登校の子供たちと、学校以外でも学べると、不登校を選択したゆたぼんでは根本的な考え方が違う。あとYouTubeで稼いでいるというなら、クラウドファンディングで支援を呼び掛ける必要があるのでしょうか」

ゆたぼんは 「不登校は不幸じゃないことを知ってもらい、実際にみんなと会って元気と勇気を届ける!不登校の子どもの数は2017年は14万人、2018年は16万人、2019年は18万人と年々増えています。学校に行かないってだけで石を投げてくる人もいますが、不登校でも楽しく過ごせること、学校という場所に行くだけがすべてじゃないってことを伝えたいです」

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