宮本一馬容疑者が暴行する様子
JR宇都宮線の電車内での喫煙を注意されたことに腹を立て、高校生に暴行を加え重傷を負わせた事件で、逮捕された宮本一馬容疑者が暴行する様子
宮本一馬容疑者「正当防衛だった」
栃木県を走行中の電車の中で、たばこを注意した男子高校生に暴行を加え大けがをさせたとして飲食店従業員の男が逮捕された事件で、男が「正当防衛だ」と供述していることが警察への取材で分かりました。
この事件は、おととい、JR宇都宮線の車内などで男子高校生(17)に大けがをさせたとして、飲食店従業員・宮本一馬容疑者(28)が逮捕されたものです。
当時、宮本容疑者は電車の優先席に寝転び、加熱式のたばこを吸っていましたが、それを注意してきた男子高校生に殴る蹴るの暴行を加えたということです。
「けんかを売られた」と供述
宮本容疑者が顔を近づけたため、高校生が「離れてください」と手で押し返したところ、トラブルになったということですが、その後の警察への取材で、宮本容疑者が「正当防衛だった」と供述していることが分かりました。
宮本容疑者は、ほかにも「けんかを売られた」などと供述しているということで、警察で当時の状況についてさらに詳しく調べています。
参照条文
(正当防衛)
刑法36条1項
急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない。
(暴行)
第208条
暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
(強要)
第223条1項
生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、3年以下の懲役に処する。
電車内でたばこ注意され10分間“殴る蹴る”高校生が重傷
電車内での喫煙を注意した男性高校生が暴行を受けて、重傷です。
宇都宮市の飲食店従業員・宮本一馬容疑者(28)は、23日正午すぎ、栃木県のJR宇都宮線の車内や駅のホームで、高校2年生の男子生徒(17)に殴る蹴るの暴行を加えた疑いが持たれています。
男子生徒は、顔の骨を折るなど重傷です。
警察によりますと、男子生徒は電車内で「お兄さん、たばこを吸っていますね。やめてもらえませんか」と注意していました。
宮本容疑者は「相手がけんかを売ってきた」などと容疑を認めています。
暴行は10分以上続き、電車内にいた友人3人は止めようとしましたが、他の乗客は止めようとしなかったということです。
朝倉未来もこの事件についてコメント
電車の子の勇気は凄いけど、話がわからない馬鹿にはなるべく関わらないほうが賢い
電車の子の勇気は凄いけど、話がわからない馬鹿にはなるべく関わらないほうが賢い
— 朝倉未来 Mikuru Asakura (@MikuruAsakura) January 26, 2022