日本のアニメとゲーム大好きなサウジアラビアのムハンマド皇太子
「餓狼伝説」「龍虎の拳」「キング・オブ・ファイターズシリーズ」で知られるゲームメーカー・SNKの株式96.18%が、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の財団に取得されていることが報じられました。
SNKの株式の96%超を保有しているのは、ムハンマド皇太子が人材育成などを目的に設立した非営利団体「MiSK Foundation(ミスク財団)」傘下の電子ゲーム開発会社のElectronic Gaming Development Company(EGDC)。
2022年2月15日付けで韓国金融監督院に提出された株式譲渡契約によると、EGDCのSNK株式保有率が96.18%に達したことが明記されています。
ムハンマド皇太子は日本のアニメやゲームに対して特に強い興味
ミスク財団は2020年11月からSNK株の大量取得を進める方針を明らかにしていましたが、96%超という取得率に達したことが明かされたのは、今回の譲渡契約書が初めてとのこと。
ムハンマド皇太子は日本のアニメやゲームに対して特に強い興味を示していることが知られており、 東映アニメーションとミスク財団傘下のマンガ プロダクションズが2020年に共同制作した「アサティール 未来の昔ばなし」というアニメは、視聴回数7000万回超という好評を受けて第2シーズンの制作も決定しています。
SNKの歴史
旧SNKが倒産した後、版権管理のために残った部門が現SNKの母体。
アジア圏で根強い人気があったのでゲーム開発を再開、その後中国の企業に買収され、韓国の株式市場に上場し、アラブの皇子に全部買われた。