小沢一郎氏「勝手なことをやった結果」
7月8日午前に奈良市での街頭演説中に男からの銃撃を受け、その後、搬送された病院で息を引き取った安倍晋三元首相(67)。与野党問わず、凶弾でこの世を去った安倍元首相への哀悼の声が寄せられるなか、小沢一郎氏の発言に批判が集まっている。
岩手県一関市での街頭演説で「安倍氏のこの災難は、むしろ自民党に有利に作用するかもしれない」と主張。
さらに同県奥州市での応援演説では、「端的に言えば、自民党の長期政権が招いた事件と言わざるを得ない」と持論を展開。
小沢氏は「社会が安定して良い政治が行われていれば、こんな過激な事件は起きない。自民党がおごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」と説明。
SNSの声
インターネット上では批判が集まっている。
《普通に人間としてどうかと思うような発言。偉大な政治家の1人が亡くなったのだから普通に、追悼の意を述べるだけでいいのに、なぜ自民党に有利とか言うのかね。自民党に有利に働くのは同感だが、わざわざ言うことではないと思う。こういう発言の積み重ねが今の野党の信頼のなさを作っている》
《与野党問わずデリカシーの無い人は沢山いるけど、ここまで人の道を外れた暴言は聞いた事が無い》
《信じられない発言。生命をなんだと思っているのか。国会で問題にすべき》
《なんなのこの人。ほんとにこのセリフだけを言ったのであれば、人間としてどうなのかと思います》
立憲民主党が小沢一郎氏を注意
立憲民主党の泉健太代表は、同党の小沢一郎衆院議員に対して「党として」注意したことを明かした。
事件と長期政権など何かを不用意に関連付けるべきではない。」と指摘し「党としても注意いたしました。」「どんな背景であろうが、テロは是認されないのです。」