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すかいらーく運営『ジョナサン』 | 従業員へのパワハラ暴行がエグすぎると話題

肋骨を折り「勉強になったな」「また折られてえのか?」

「ジョナサン」店内で暴力事件 肋骨骨折も「勉強になったな」「また折られてえのか?」

パワハラ被害を告発したのは、「アシスタント・マネージャー」(店長候補)として働く正社員のAさんである。Aさんは大学生の頃からアルバイトを通じて、大手飲食チェーンの職場に魅力を感じていた。小さな子どもを連れた家族であっても、気兼ねなく食事を楽しめる空間に惹きつけられたという。

だが、芝公園店でAさんを待ち受けていたのは、店長(当時)のB氏による凄絶なパワハラであった。些細な「ミス」をするだけで、容赦ない罵声を浴びせられた。「死ね、殺されてえのか」「お前の目はビー玉か?」。日常的に頭をはたかれ、胸ぐらをつかまれた。足に蹴りを入れられることも複数回あり、転倒して身体中に打撲を負わされたこともあった。「土下座だな」と言い放たれ、土下座せざるを得なかったことすら何度かあったという。

店長はAさんに、アルバイトの管理がなっていないとして激怒した。ネクタイを引っ張って店舗の控え室に引きずりこむと、Aさんの右のあばらを拳で力強く殴りつけ、肋骨を折った。Aさんは恐怖のあまり涙が止まらなくなり、痛みすら感じられないまま、当日は22時まで働き続けたという。帰宅後に激しい痛みに気付き、翌日整形外科を受診したものの、2日間休んだだけで、Aさんは痛み止めの薬を服用しながら、サポーターを巻いて勤務を続けた。

「お前は喉元すぎれば忘れるから、勉強になったな」「こいつは動物だから、痛みを与えねえとわからねえから」

 Aさんをみずから骨折させたことを知ってもなお、店長は態度を改めなかった。そればかりか、「お前は喉元すぎれば忘れるから、勉強になったな」と開き直り、新たなAさんのミスを発見すると「また、あばら折られてえのか?」と迫った。見るに見かねて、同僚がAさんに対する暴行に苦言を呈した際には、店長はこう吐き捨てた。

「こいつは動物だから、痛みを与えねえとわからねえから」。

月190時間の残業? 休憩すら許されず「おむつ穿いて働け」と罵倒

当時、芝公園店の閉店時間が23時半と深夜であったことも、労働時間の長さに追い討ちをかけた。終電で帰宅すれば、閉店後の片付けや翌日の準備などの作業をこなすことはできない。仕事が終わっていないと、Aさんは店長から激怒された。週2〜3日は深夜1時過ぎまで作業を続け、そのまま店に宿泊することが、Aさんの日常になっていた。客席のソファで横になり、翌朝シフトが入っている場合は、早朝5時半には起床して、6時頃から勤務を始める生活が繰り返された。

店長の暴力・暴言の恐怖によって、シフトが昼からの日に早朝に出勤することも、休日であるにもかかわらず、当日に急遽店長に呼び出されてそのまま働くことも珍しくなくなった。休憩時間を取ることすらままならず、営業時間中にトイレに行っただけで、「おむつ穿いて出勤すれば」と言い放たれることもあった。Aさんがのちに加入する総合サポートユニオンの計算によれば、ある月のAさんの残業は、190時間にも及んでいたという。

すかいらーく本社に「通報」が何度も届いたが、まともな調査や処分はなし