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ロシア人実業家の不審死相次ぐ

ロシア人実業家の死亡報道止まらず

少なくとも8人の大物ロシア人実業家について、自殺もしくは原因不明の事故で死亡したとの報道が1月下旬から相次いでいる。このうち6人は、ロシアの2大エネルギー企業とつながりがある。

6人中4人はロシア国営のエネルギー企業大手ガスプロムかその子会社の一つに関係する人物。残る2人が関わるルクオイルは、ロシア最大の民間石油・ガス会社だ。

ルクオイルは今年3月、ロシアによるウクライナでの戦争を批判。公に立場を示す異例の措置を取り、犠牲者への同情と戦争の終結を呼び掛けた。

ロシア国営タス通信によると、同社のラビル・マガノフ会長は今週、モスクワにある病院の窓から転落して死亡した。

ルクオイルは1日、ウェブサイトの声明でマガノフ氏の死亡を確認。本人が重病を患っていたことを明らかにしたものの、転落への言及はなかった。

同じくルクオイルの大物幹部のアレクサンデル・スボティン氏も5月、モスクワ近郊で遺体で見つかった。タス通信によればシャーマン(宗教的職能者)を訪問した後だったと伝えられている。当局が呼び出されたところ、スボティン氏は心不全のため意識を失っていた。警察は同氏の死亡について犯罪捜査を開始している。

1月以降8人死亡

今年に入ってからの一連の死亡のうち最初に報じられたのはガスプロムの男性幹部。国営RIAノーボスチ通信によると、レニングラード近郊のレニンスキー村では今年1月30日、同幹部が自身のコテージで死亡しているのが見つかった。

RIAによると、現場で遺書が見つかり、捜査員は自殺とみて捜査を進めている。ロシアの放送局RenTvはこの男性をガスプロム・インベスト社の輸送部門責任者レオニード・シュルマン氏と特定した。

この後4月にかけて、ガスプロムと関係のある実業家3人も相次いで死亡した。いずれも自殺とみられている。

2月28日には、ウクライナ生まれのロシア人富豪、ミハイル・ワトフォード氏が英イングランドのサリーにある自宅で死亡しているのが発見されている。

またロシア紙コメルサントによると、別の実業家のバシリー・メルニコフ氏が3月下旬、ロシア中部ニジニ・ノブゴロドで家族とともに死亡しているのが発見された。

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